もくじ
BL小説M/M小説作品DATA
- 著者
- ジョシュ・ラニヨン
- 挿画
- 門野葉一
- 翻訳
- 冬斗亜紀
- 出版社
- モノクローム・ロマンス文庫 新書館
- 発行
- (1)2018年12月
(2)2019年12月
(3)2020年12月
(4)2021年8月
(5)2023年9月 - おすすめ
- 推奨媒体
- 紙の本・電子版
殺しのアートシリーズ ジョシュ・ラニヨン 電子試し読み・購入
- あらすじ
- (1) マーメイド・マーダーズ
有能だが冷たく、人を寄せつけないFBIの行動分析官・ケネディ。彼のお目付役として殺人事件の捜査に送り込まれた美術犯罪班のジェイソンは事件が起きたキングスフィールドで幼少期を過ごし、連続殺人事件で幼なじみを失っていた。ケネディはその事件を解決に導いた伝説のプロファイラーだった。捜査が進む中、当時の連続殺人事件との共通点が発見される。あの悪夢は本当は終わっていなかったのか――!? 「殺しのアート」シリーズ第1作。
マーメイド・マーダーズ 殺しのアート(1) の感想
先に読んだ、アドリアン・イングリッシュのFBI捜査官版、といった感じですが、若干アドリアン・イングリッシュシリーズよりは、シリアス寄りの作品です。絵画などの美術専門の捜査をするウエスト捜査官が主役。個人的にもともとFBI捜査官ものが大好きなため、楽しすぎます。
主人公の目線でずっと物語を書く形式なので、読者は自然に主人公のジェイソン・ウエスト(FBI捜査官)に感情移入していきます。
アドリアン → ジェイソン
リオーダン → ケネディ
に変換、したような風ですが、性格などキャラクターは若干違いますが、共通点は多いです。
クールなケネディ捜査官が、いいです。2巻で早くも大好きです。
1巻は、人魚にまつわる根付のお話、2巻はモネのお話、3巻はマジック、4巻はウエスト捜査官の祖父にまつわるお話です。 が、5巻まで読んで、ケネディは嫌いになり、ジェイクが好きです。二人のラブシーンがとにかく最高で、事件の描写をななめ読みしてしまいましたねw。
えっとそして、どうやら完結はしていません。まだまだ続きそうです。
海外ドラマ、マインドハンター(NETFLIX、FBI行動分析科ができるまでのお話。デイヴィット・フィンチャー監督)のBL版を読んでいるようで、楽しくて仕方ないです。物語のイメージが掴みにくい場合は雰囲気がわかるのでよいかもしれません。※ただし怖いものが苦手な方はシリアルキラーの話なので、小説よりかなり怖いので要注意です。
「マーメイド・マーダーズ 殺しのアート(1) 」のネタバレ感想
ネタバレ感想はありません。- あらすじ
- ある事件で伝説のFBI行動分析官、サム・ケネディと知り合い、連絡を取り合うようになったFBI美術犯罪班のジェイソンは、有能で冷たい彼の不思議な魅力に惹きつけられていた。8ヵ月後、サムからサンタモニカで起きた殺人事件への参加要請を受けたジェイソン。久しぶりの再会に心躍らせるが、サムはなぜか冷たい態度を示す。そして死体のそばにはカンバスに描かれたモネ風の油彩画が残されていた。それは連続殺人犯人の名刺だとサムは言うーー。アートをめぐるFBI事件簿、シリーズ第2作。
「モネ・マーダーズ 殺しのアート(2)」のネタバレ感想
ネタバレ感想はありません。- あらすじ
- FBI行動分析官サム・ケネディとの複雑な関係を続ける美術捜査班のジェイソンは、駐車場で襲われ何者かに薬物を射たれる。犯人の目処がつかないまま、サムはジェイソンに母親が暮らすワイオミングでの傷病休暇を提案。はじめて二人で過ごす長い休暇――ところがその町で奇術関連コレクションの盗難と殺人が発生し――!?
「マジシャン・マーダーズ 殺しのアート(3)」のネタバレ感想
ネタバレ感想はありません。- あらすじ
- 複雑な関係を続けるFBI行動分析官・サム・ケネディとの3週間ぶりの再会が待ち遠しいジェイソン。そんな彼を悩ませているのは、幻のフェルメール作品を含むかつてナチスに奪われた美術品の調査。美術品横奪の容疑がかかる男が、絵の持ち出しはモニュメンツ・メン――第二次大戦中に美術品を守った多国籍部隊――に命じられて行ったと証言していたのだ。疑惑のモニュメンツ・メンこそ、ジェイソンの敬愛する祖父、エマーソン・ハーレイ。祖父の無実を証明するべく、ジェイソンは自らの進退をかけて捜査にのり出すが――!?
「モニュメンツメン・マーダーズ 殺しのアート(4) 」のネタバレ感想
ネタバレ感想はありません。- あらすじ
- FBI捜査官ジェイソンは、大学に潜入捜査して失われた古い映画の謎を追いはじめる。病的な正義感と蒐集癖を持った大学教授の死は、歴史の中に消えたフィルムに関係があるのか? 一方、サムの昔の恋人を殺した連続殺人犯には共犯者の影が……。殺しのアートシリーズ、第5弾。
ムービータウン・マーダーズ 殺しのアート(5) の感想
なかなかフィルムノワールの香りがする、よいお話でした。一つの事件は解決するも、継続調査している事件は終わっていないので、まだ続きそうです!それにしても、門野葉一先生の挿画が最高すぎー! 2人の関係も少し進展しますので、ぜひお読みください。「ムービータウン・マーダーズ 殺しのアート(5) 」のネタバレ感想
イメチェンしたジェイソンの変装が、とてもゲイっぽくて笑えます(いい意味で)。ジェイソンは心が離れたと思ったサムの歩みよりを見てさらにアツアツです。補足:作中に登場するアメリカンなもの
作中にでてくるモノで、日本にないものや、聞いたことがないものについて調べました。※一部- サミエルアダムス・・・ジェイソンが注文するビールの銘柄の名前。
- カミカゼ・・・ジェイソンが毎度注文するカクテル。
- カナディアンクラブ・・・サムがいつも飲むウィスキーの銘柄。
- 2014年型ダッジ・チャージャー・・・ジェイソンの車。
マーメイド・マーダーズを読み放題で読む
電子書籍の読み放題サービス『Kindle Unlimited』『コミックシーモア読み放題フル』で一部の巻を読むことができます。マーダーズシリーズの英語版
マーダーズシリーズの英語原書
マーダーズシリーズですが、英語版ではどこまで出版されているのか、調べたところ、日本語訳版と同じ5巻まで出版されていました。(2023年12月時点) 英語ができる方は、ぜひチャレンジしてみては? 英語版のリアル男子写真ベタアップより、日本版の門野葉一先生のイラストのほうが、風情があっていいと思いました。マーダーズシリーズのオーディオブック英語版
アマゾンのオーディオブックサービスAudibleで、英語版のマーダーズシリーズが聴けます。 オーディオブックは、いわゆるBLCDの音声データのみ版、です。The Mermaid Murders: The Art of Murder, Book 1 Audible版–完全版
再生時間:7 時間 31 分著者:Josh Lanyon
ナレーター:Kale Williams
配信日:(Audible)2016/10/7
言語:英語