BL小説作品DATA
- 著者
- 木原音瀬 先生
- イラスト
- 日高ショーコ 先生
- 出版社
- 蒼竜社/講談社文庫/ のはらの星
- 発行
- (1)2007年11月
(2)2008年1月
電子配信:2021年9月~ - おすすめ
- あらすじ
紹介PR - 講談社文庫版:
週に一度女装して街に出て、男達の視線を浴びるのを趣味にしているサラリーマン・松岡。しかし女装時にナンパされてさんざんな目に遭う。その場を救ってくれたのが、同じ会社の冴えない先輩・寛末だった。不器用でトロいと悪評の寛末と女と誤解されたまま逢瀬を重ねてしまう松岡。ついには恋の告白を受ける。もう会わない方がいいと決心する松岡だったが……。 (本作は蒼竜社ノベルス『美しいこと・上』と『美しいこと・下』より本編「美しいこと」で構成いたしました)
美しいこと (Ripika novel) 電子試し読み・購入
美しいこと 2: 愛しいこと (Ripika novel) 電子試し読み・購入
美しいこと 3: 愛すること (Ripika novel) 電子試し読み・購入
美しいこと (講談社文庫) 電子試し読み・購入
こちらは小説版です。こちらの続きが、「美しいこと 2」「美しいこと 3」になります。美しいこと(上) 電子限定特典付き 電子試し読み・購入
こちらはコミカライズ版です。美しいこと(下) 電子試し読み・購入
「美しいこと」の感想
松岡、最高か。最高of最高BLです。2021年9月に電子版が新たに配信された、「美しいこと」。
紙の初版は2007年11月ですが、まったく色褪せない、斬新な設定の松岡と寛末。
2022年最初に読んだBL小説だったのですが、年始に本作をチョイスしたなんて、自分はなかなかいい勘していると思いました。
めったにない設定だとわかっているのに、リアリティが凄まじくある。自分がリーマンで働いている感じすらしてくる。すっごくおもしろいです。
BLマンガでも女装ものが大好きですが、「美しいこと」を読んでないなんて、女装好きとして完全に勉強不足でした。
講談社の小説版は1冊としてまとまっており、素晴らしい内容で完結しているのですが、これを読んだあとに、 電子版の続きがあると知ると、絶対読みたくなりますので、最初からアマゾンkindleで読んだほうがいいと思われます。
文庫版にはない、日高ショーコ先生のイラストが見られますし、松岡と寛末のその先が読めます。そしてその続きは素晴らしい内容になっております。読後の多幸感を味わいたくて何度も再読しています。
なにしろ今朝読み終わったばかりで、全部細部まで再確認したくてもう一回読もうか、というぐらいなんですから。