BLマンガ作品DATA
- 著者
- 秀良子(ひでよしこ)先生
- 出版社
- onBLUEコミックス
- 発行
- 2012年10月
- おすすめ
- あらすじ
紹介PR - 「どうやらあいつは女の服を着ていると俺に抵抗できない」純粋かつ扇情的な、女装男子との恋渋谷区宇田川町。人通り多い街中で、同級生・八代(やしろ)の女装姿を目撃してしまった百瀬(ももせ)は、その日から毎日、「あのこ」のことを考えてしまう。一方、そんな百瀬の様子に戸惑いつつも、熱の籠もった目線をそらせない八代は渡された女子高の制服に袖を通し、彼の前に立つが---。臆病な女装男子と、一途すぎる男子高校生の不器用で青いラブストーリー。描き下ろし収録!
「宇田川町で待っててよ。」試し読み・電子書籍
「宇田川町で待っててよ。」の感想
宇田川町といえば、渋谷ですね。映画化もされているので、構成がきちっとしているんだろうなとは思っていました。
ピンクの表紙に金髪の人物の目つきが悪いのがいいですよね。
期待を裏切らない、名作でした。
衝撃的な女装している同級生を駅で目撃するところから物語が始まり、ドキドキします!
ハラハラします!
余白が多い物語で、いろいろ考えちゃうんです。
だからたぶん同じことで悩んでいるような人は、自分に近く考えたり、できるような余白。
そこが素晴らしいと思います。ある意味ぼやっとしているところが、いい。
女の格好してかわいかったからって、駅で何してる?とか自分でもよくわかってない。
だんだんに、「好きだといわれた」ことを受け入れたい、受け入れるのが怖い、自分の気持ちがよくわからない、
あたりの葛藤が最小限の言葉、ページ、でよくこれだけ表現できるなーとすごいなーと本当に思います。
自分の気持ちにうそついているとだんだん本当の気持ちがわからなくなっていくことがありますが、もうダメだと最初から諦めていたりすると、思考も停止してしまうので、あとで本心に気づいたり。再自覚したり。
女の格好をしていると、抵抗しない、というのが、ねー、考えちゃいます。
女装の服が結構今見てもイケてます。海外より日本のほうが女の服のサイズが小さいサイズしかないので、170cm以上あると実質切られる女の服ってホント少ない。肩幅とかもちがうし、そういう事情もありますね。
男でも似合う女服の需要、たくさんあるかもです。
秀良子先生のマンガは、どれも読み始めると、映画のように脳内でシーンが展開して、時間と空間を独特の秀良子ワールドで支配する感じに私はなります。コマ割り、セリフ、余白の使い方、など全体的な構成や展開がうまいから、最終的にシーン展開が見せられるんだと思います。絵も、キャラが必ずしもカッコいいイケメンだけじゃなく、前髪長めで目つきが悪い高校生、っていうあたりも身近で、どこにでもいそうな、親近感。八代の家にはどうしてだれもいないんだーとか、いう語られない余白。百瀬の姉と矢代の対比も効いていると思います。普通の女子を何気なく使って、ゲイを引き立たせるのが秀良子先生はピカ一にうまいんじゃないでしょうか。
男でも女装したって全然いいんです。女も男装したっていいんです。世の中BL的になれば、もっとみんな幸せになれる気がした作品で、読了後も妄想が止まらないのでした。必読の「宇田川町で待っててよ。」でした。
ハラハラします!
余白が多い物語で、いろいろ考えちゃうんです。
だからたぶん同じことで悩んでいるような人は、自分に近く考えたり、できるような余白。
そこが素晴らしいと思います。ある意味ぼやっとしているところが、いい。
女の格好してかわいかったからって、駅で何してる?とか自分でもよくわかってない。
だんだんに、「好きだといわれた」ことを受け入れたい、受け入れるのが怖い、自分の気持ちがよくわからない、
あたりの葛藤が最小限の言葉、ページ、でよくこれだけ表現できるなーとすごいなーと本当に思います。
自分の気持ちにうそついているとだんだん本当の気持ちがわからなくなっていくことがありますが、もうダメだと最初から諦めていたりすると、思考も停止してしまうので、あとで本心に気づいたり。再自覚したり。
女の格好をしていると、抵抗しない、というのが、ねー、考えちゃいます。
女装の服が結構今見てもイケてます。海外より日本のほうが女の服のサイズが小さいサイズしかないので、170cm以上あると実質切られる女の服ってホント少ない。肩幅とかもちがうし、そういう事情もありますね。
男でも似合う女服の需要、たくさんあるかもです。
秀良子先生のマンガは、どれも読み始めると、映画のように脳内でシーンが展開して、時間と空間を独特の秀良子ワールドで支配する感じに私はなります。コマ割り、セリフ、余白の使い方、など全体的な構成や展開がうまいから、最終的にシーン展開が見せられるんだと思います。絵も、キャラが必ずしもカッコいいイケメンだけじゃなく、前髪長めで目つきが悪い高校生、っていうあたりも身近で、どこにでもいそうな、親近感。八代の家にはどうしてだれもいないんだーとか、いう語られない余白。百瀬の姉と矢代の対比も効いていると思います。普通の女子を何気なく使って、ゲイを引き立たせるのが秀良子先生はピカ一にうまいんじゃないでしょうか。
男でも女装したって全然いいんです。女も男装したっていいんです。世の中BL的になれば、もっとみんな幸せになれる気がした作品で、読了後も妄想が止まらないのでした。必読の「宇田川町で待っててよ。」でした。
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