BL小説 作品DATA
- 著者
- マッケンジー・リー 先生
- イラスト・挿画
- sekuda 先生
- 翻訳
- 桐谷 知未
- 出版社
- 二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション 二見書房
- 発行
- 2022/3/21
- おすすめ
- 推奨媒体
- 紙の本・電子版
- あらすじ
紹介PR - ”このクィア/ヒストリカル小説を読めば、あなたの人生に何が欠けていたかに気づくだろう”
―――――〈ティーン・ヴォーグ〉誌
NY公共図書館ベストブック選出!
米公共ラジオ局ベストブック選出!
NYタイムズ・ベストセラー!
伯爵の長男で紳士の振る舞いをすべき身でありながら、酒や煙草、美男美女との戯れに明け暮れる放蕩息子モンティ。
実は親友のパーシーを密かに想っているが、爵位を継ぐ前に一年間、その親友と共に欧州を巡る周遊旅行に出ることになった。
父親の監視の目を逃れ、ますます派手に遊ぶ彼は、ベルサイユ宮殿で開かれたパーティでちょっとした諍いから小物入れを盗む。
この出来事が思わぬ大事件に発展し、追われるはめになるが……LGBTQ+、ロマンス、冒険、様々な要素の入った楽しい作品!
原題:The Gentleman’s Guide to Vice and Virtue
〔 カーカス賞ノミネート! goodreadsベストYA賞第4位 ! 〕
ユーモラスなLGBTQ+/ヒストリカル作品に絶賛の声!
本作の古くて絶妙なテンポと言葉遣いは、現代の作品にもなんなくマッチしている。
人種差別、専制政治、同性愛に関する誤った認識といった問題も、現代文化における異種間嫌悪や同性愛嫌悪に何らかの関連を持つ。
オースティン、ワイルド、インディ・ジョーンズが集結した美味しいボンボンのような作品。
———-カーカス・ブックレビュー
ユーモラスで、面白く、時代錯誤なところも非常に楽しく、歴史を通した娯楽作品と言える。
モンティはオスカー・ワイルドのようなヒーローだ!
———ブックリスト・レビュー
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美徳と悪徳を知る紳士のためのガイドブックの感想
海外のBLが読みたくて読んでみました。翻訳は読みやすいです。グランドツアーに行くのがなんでかよくかわってなかったのですが、巻末に説明がありました。(最初に読めばよかった、金持ちの道楽、と持っていた)
紳士の社交界の話かと思っていましたら、違って、伯爵家の放蕩息子モンティ(白人)が親友のパーシー(黒人)と妹フェリシティとツアーに出ます。これが途中から逃避行になり、放蕩息子がだんたんしっかりしていく物語でその間に二人の恋愛も入ってくる、という盛沢山の内容でした。
時代が18世紀のため、18世紀ってどんなふうでしたっけね?といった感じで如何せんシーンが脳内再生するほどではなく、正直今ひとつピンとこないので、挿絵を増やしていただけるともっとイメージが湧きやすいと思います。
そういう位置づけの本ではないのは分かってはいますし、アタシの想像力が足りないだけではありますが。
- 長編のストーリー展開がいろいろな、ソフト系のBL小説を読みたい方に!