韓国BL小説「セマンティックエラー」1巻2巻 J.Soori 先生の感想・レビューと、試し読み、電子書籍、ネタバレ、おすすめ関連作品などの紹介です。
もくじ
BL小説 作品DATA
- 著者
- J.Soori
- イラスト・挿画
- Angy
- 翻訳
- ハンナオ, 武石 文子
- 出版社
- すばる舎 プレアデスプレス
- 発行
- (1)2023/3/14(2)2023/12/22
- おすすめ
- 推奨媒体
- 紙の本・電子版
- あらすじ
紹介PR - 韓国のRIDIBOOKS 2018年BL小説大賞受賞作がついに日本上陸。
2進法の世界で生きるコンピュータ言語ネイティブの「チュ・サンウ」の日常に、同じ大学でグラフィックデザインを学ぶ感覚で生きる先輩「チャン・ジェヨン」がウイルスのように侵入してきた。
サンウは人生を狂わすセマンティックエラー(文法的には正しくとも機能しないコンピュータ構文)を正すことができるのか……。
2進法のサンウの視点と総天然色のジェヨンの視点が織りなす、コミカルラブコメディ!
映画『セマンティックエラー・ザ・ムービー』
社会現象を巻き起こし、世界中を夢中にさせた韓国BLドラマ“セマエラ”の劇場版『セマンティックエラー・ザ・ムービー』が前編(24/1/12~)・後編(24/1/26~)の2部作で公開決定! 字幕版に加えて吹替版は、ジェヨン役に榎木淳弥、サンウ役を増田俊樹が担当。
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セマンティックエラーおすすめポイント
- 翻訳がとても読みやすい!
- えろキュンが読みたい方に強くおすすめ!
- 韓国の大学生も日本の大学生も同じで、万国共通なのか親近感が湧いた!
- ジェヨンとサンウ、どちらもいい。女子キャラもいい。
- 韓国特有の「兵役」の話がちらほら出てきて興味深い。
セマンティックエラー1の感想
大学のスターイケメン「チャン・ジェヨン」とコンピューター語は天才的に理解しているが人情が足りない「チュ・サンウ」。ジェヨンはある意味留年させられた無礼な後輩に思い知らせるために、あらゆる手を尽くし、そして次第に恋に落ちてしまうお話です。
この作家様は、描写が上手で脳内で映像再生ができると思います。
個人的に大学生あるあるが満載で、遠くて苦い記憶がよみがえりました。もし今大学生だったり、卒業して間もない人だったらもっと楽しめると思います。
少しの単位(しかも般教)を落として留年、いきなりグループで組まされる課題(陰キャにはきつい)、大学食堂のどこの席に座るか、などなど。
翻訳がなめらかでとても読みやすいので、翻訳ものを敬遠している方も気にならずに読めると思います。
表紙だけパッと見て漫画だと思っていましたが、小説でした。電子で読んだので、本の厚みがわかりませんが結構ページ数が多く1冊で600ページ越えです。
ダルマエナガという鳥がちらっと出てくるのですが、シマエナガじゃなくてダルマエナガっていうのもいるのかー!とびっくりでした。かわいいよ。
「セマンティックエラー」1巻のネタバレ感想
このCPのどちらにも共感できる側面がありますが物語が進むにつれ、ジェヨンに哀れみしか感じなくなりましたw。ジェヨンがあらゆる手練手管、今までの経験を総動員して、サンウを落とそうと結構戦略的に人心掌握しようとするところがおもしろかったです。
中盤ぐらいからラブシーンが結構多いので、きゅんとえろ両方がっつりカバーしてくれる点が人気作品になる所以です。
チュ・サンウは、アスペルガーと診断されてもおかしくない度合だと思われますが、お話の中ではそういうふうには表現されていません。
そしてえちシーンでは、腐の大好物の受け特有の、煽り、涙、を存分に出してくるあたり、ジェヨンでなくてもやべえっとなりました。これも韓国と日本は共通しているんだなと思いました。
アタシがハングルが全く分からないので、母国語で名前がどんな感じの名前(今時なのか、古いのか、キラキラネームなのか、オーソドックスなのかなど)かがわからないのが残念でした。
韓国と日本のBLは結構共通点が多く、萌えポイントも共通している点が興味深いですね。
リアルでアスペルガーの人を相手にするのはかなりの愛情がないと骨が折れるので、まさに骨の折れることをジェヨンがやっているのですが、それに見合う成長をサンウちゃんが見せてくれることで完全におかんになっているところがファンタジーなので楽しめますね。
セマンティックエラー2の感想
2巻は、約半分まで本編で、以降は番外編集や設定おまけなどでした。本編の、女子が絡むお話はとってもおもしろかったです。
番外編は、大学卒業後の社会人になった二人のこぼれ話が入っています。
ジェヨンの双子の弟が登場するお話は特に!おもしろかったです。
「セマンティックエラー」2巻のネタバレ感想
なんだかジェヨンのスパダリ度と二人とも執着溺愛具合がさらにエスカレートして若干ついていけない部分(あくまで自分的にです)もありましたが、ジェヨンの双子の弟が登場するお話は特に!おもしろかったです。弟のスピンオフもあるなら読みたいわ!社会人になってからの二人が、まあ優秀、という設定なので仕方ないですが結構順調すぎて、ファンタジーになってしまったのが少し残念でした。