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竜王の婚姻


BL小説 作品DATA

著者
佐伊 先生
イラスト・挿画
小山田あみ 先生
出版社
エクレアノベルス MUGENUP
発行
上下 2024/05/04
おすすめ
推奨媒体
紙の本・電子版
あらすじ
紹介PR
小国の王子であるセナは、「惹香嚢」という男でも妊娠可能な特殊な臓器を体内に有している。
発情期には男を惑わす魅惑的な香りを放つため、問題が起きぬよう、たった一人で牢に隔離されるという生活を送っていた。

淫売と罵られ、家族にさえ顧みられないセナだったが、ある日突然父王から「お前を、レスキア皇帝に嫁がせる」と命じられてしまう。惹香嚢持ちとはいえ、男が後宮入りした例はなく、帝国への従属の証しとして嫁いでも、殺されてしまうかもしれない――。

命令には逆らえず、セナは侍従一人だけを供にレスキア帝国へと向かう。そして迎えた皇帝との初夜。発情したセナが目にしたのは……。
※本作品は同タイトルの分冊版1~25巻に、書き下ろしSSとイラストを追加したものです。
※こちらの作品にはイラストが収録されています。尚、イラストは紙書籍と電子版で異なる場合がございます。ご了承ください。

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あらすじ
男でも妊娠可能な「惹香嚢」という臓器をもっているため、小国の王子であるセナは従属の証しとしてレスキア皇帝アリオスへと嫁ぎ、息子アスランを出産する。

自分と同じ惹香嚢体で生まれたアスランが竜王の伴侶として婚配者に選ばれたため、セナは神山より派遣された獣人族の護衛官イザクとともに神山へ向かうことに。
しかし、やっと辿り着いた神山では不可解なことが起こっていた。

次々と消える惹香嚢体、謎の多い上位神官の行動、そして皇帝廃位――。

利権を求め各国の思惑が交錯するなか、息子を守るため神山からの脱出を図るセナだったが……。

※本作品は同タイトルの分冊版26~49巻に、書き下ろしSSとイラストを追加したものです。【全542ページ】
  • 架空設定のレスキア帝国を舞台にした壮大なBL叙事詩。
  • 男でも妊娠できる設定。中世的なファンタジー設定でシリアスなBL小説。
  • 上下巻合わせての購入がおすすめ。
  • 「とと様」呼びに涙。

竜王の婚姻 の感想

男でも妊娠できる特殊設定の壮大なBL叙事詩。
ファンタジーで、獣人とか小人とか登場する壮大な物語です。イラストが神です。 お話が混み入っており、登場人物も多いのですがイラストが神なので、読めます。 BLマンガにはなかなかないBL小説ならではの醍醐味がある作品でした。 レスキア帝国と周辺諸国が舞台なのですが、壮大なBL叙事詩っていうんですかね、そんな感じしました。 上巻読了後、 「本が分厚いため外に持ち運べない、ということです。 いろんな事情があると思いますが、半分の厚みで文庫本サイズで4冊ぐらいにしてくれたほうが個人的にうれしいです。」 とか書いていたんですが、これは4巻とかにしたら途中で離脱する人が一定数予想されるので売るために上下巻にしたんだなー!と勝手に感じました。

壮大なファンタジーBLが読みたい方におすすめです。 ぜひ、お読みください。

ネタバレ感想

上巻はサクサクよめましたが、紙にしたせいか夜間に読めなかったため下巻は読書ペースが落ち、眉間にしわを作りながら読みました。 隣国など周辺諸国との権力闘争や部族もたくさん登場し、本篇と絡みはするのですが、もう少し会話を増やすとか端折るとかして、読みやすくしてもいい気もしました。 登場人物が多いので人物一覧を見返しながら読み…。

と、途中忍耐が必要な部分がありますが、ラストまで読みきれてよかったです。 権力闘争を入れるならもっとおもしろく描くか、えちを増やすか、笑いの要素が少しでもあるともっと良くなると感じました。
(これは単なる個人的な好みです)
主役の人たちの絡み合った思いはなかなかのものでした。

イラストが小山田あみ先生でほんとによかった、と思います。