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ロング・ゲイン ~君へと続く道~

マウンテンバイクやキャンプなど楽しむ二人。コロラドの大自然を感じることができ、リアルなゲイのお話満載のM/M(BL)小説。おすすめ!
ロング・ゲイン ~君へと続く道~ コーダシリーズ マリー・セクストン 先生の感想・レビューと、試し読み、電子書籍、ネタバレ、おすすめ関連作品などの紹介です。 各巻でお話は完結していて、各巻メインCPが異なります。途中からでも話は充分わかりますが、1巻のキャラが2巻、3巻目にも登場するので、関係性を知っておくという意味では、1巻から読むことをおすすめします。

BLマンガ作品DATA

著者
マリー・セクストン
挿画・翻訳
イラスト:RURU 、翻訳:一瀬麻利
出版社
モノクローム・ロマンス文庫 新書館
発行
(1)2015/3/10 ロング・ゲイン~君へと続く道~
(2)2016/11/10 恋人までのA to Z
(3)2023/2/10 デザートにはストロベリィ
おすすめ
(1)
推奨媒体
紙の本・電子版

ロング・ゲイン ~君へと続く道~ コーダシリーズ(1) 電子試し読み・購入

ロング・ゲイン ~君へと続く道~ コーダシリーズ(1) マリー・セクストン 電子版

紙の本
あらすじ
コロラドの小さな町コーダで、親の店を継いで働くジャレド。小さな町で、ゲイとして生きるのは簡単ではない。
トラブルをおこさないように静かに暮らしながら、自分はこのままひとりで生きていくのだろうと思っていた。
マットが目の前に現れるまでは。
新しく町に越してきた彼は、警官で、ストレートで、そしてジャレドとほとんど一瞬で気が合った。
同じ時間を過ごすうち、ジャレドは自分たちが友人としての一線を越えようとしているのを感じる。
だがその先に何か望みがあるのだろうか? もしなければ二人は友人のままでいられるのだろうか?
そして迎えたジャレドの誕生日、運命の夜となった――。
2010年Goodreads Best M/M Romance部門第一位受賞作品。
  • アメリカ・コロラド州にある、自然豊かなコーダという町が舞台
  • 山でのマウンテンバイク&キャンプがめっちゃ楽しそう!
  • 同性婚が認められているアメリカでも田舎待ちではゲイへのハードルが結構あるのがわかる。
  • ジャレドが健気で、キュートでかわいい!読者はみんな応援したくなるはず。
  • マットは無自覚イケメンでストレートノンケ。一体どうやってカップルになるのかが見もの。
  • 心理描写が繊細で、言葉の壁なく共感できます!

ロング・ゲイン ~君へと続く道~の感想

キャンプやコロラドの大自然を感じることができ、リアルなゲイのお話満載のM/M(BL)小説。
二人の関係性にヤキモキしながら読み進めていくうち、ジャレドは誰もが好きになる。マットも好きになるはず(特にマットは筋肉美描写がスゴイので妄想が広がる)。 ゲイの人がアメリカで家族や職場、地域性、社会性などでどういう扱いなのかも、わかりますし、メインCP以外のとりまく環境でも色々なことがあって、小説読み物としてもいいです。 キャンプなど日本でも流行っているので、ぜひキャンプ好きな方やマウンテンバイク好きな方にもおすすめ。
アタシの大好物も読めて大満足の1冊でした。

「ロング・ゲイン ~君へと続く道~」のネタバレ感想

ネタバレ感想はありません。RV出現率の多いモノロマ文庫、今回もありがとうございます。とっても良かったです。ひとつだけ気になったのは、絵のジャレドはもっとくるくるカールした天パでもいいような気がしました(単に個人的な好みです)。

恋人までのA to Z コーダシリーズ(2)電子試し読み・購入

恋人までのA to Z コーダシリーズ(2) マリー・セクストン (著) , RURU (イラスト) , 一瀬麻利 (翻訳) 電子版

紙の本
あらすじ
元カレの置いていった、いつも不機嫌な猫と暮らすザックは、ビデオレンタルショップ「AtoZ」の経営に苦戦するかたわら、新しいビルのオーナー・トムとの虚しい恋に悩んでいた。そんなある日、ザックはクビにしたバイトの代わりに映画好きの客、アンジェロを雇い入れる。他人を信用せず、誰も愛したこともないアンジェロだったが、ザックの部屋で映画を観ながら、二人は次第に心を通わせていく。音楽フェスを通じて知り合ったマットたちに誘われてコーダへ引っ越しする前日、一人の女性がアンジェロの元を訪れた――。夏が始まるコロラドで、ゆっくりと育まれる優しい恋。人気のコーダシリーズ、第2弾。

恋人までのA to Zの感想

映画好きだと特に楽しい2作目!
1作目とは別CPです。2作目のいいところはアンジェロかと思います。
終始おっとりしていて流されるザックには、個人的には魅力は感じませんでしたが、いいところがあるのは理解できます。
2作目のキャラはこの作者様ならでは、といった感じがあります。
文章がザック視点とアンジェロ視点で書かれているのが楽しかったです。

レンタルビデオを取り巻く状況はこの本が出版されてからかなり変わってきているので、現時点とは違うかもしれません。ですが、若かりし頃あるいは今もレンタルビデオ屋でバイトや通っていた人なら、あーそうだよそうだよ、と思うところ満載です。
アタシは腐堕ちする前は、映画をよく見ていたのでレンタルビデオ屋に通っていましたし、これに登場する映画はほぼ理解できました。
が、一方で映画があんまり詳しくないとつらいかもしれません。しかも少し前の1980年代~90年代、それより前の映画が多いです。

余談:
特にキーとなる『ヘザーズ』(1988・アメリカ)という映画が出てくるのですが、みたことがないとニュアンスがわからないかもしれないので、できれば見ることをおすすめします。
ただ今配信でやっていなさそうなので、マジにレンタルですかね?
『ヘザーズ ベロニカの熱い日』この頃のウィノナ・ライダーがいいんです。最近ようやく『ストレンジャー・シングス』で復活しました。すっかりお母さんです。

「恋人までのA to Z」のネタバレ感想

フェスで「涎がでそうなくらいのナイスバディ」のマットとアンジェロは知り合いになり、そこからアンジェロとマットが気の置ける友だちになっていくところがよかったです。1巻のあと、ジャレドとマットの仲睦まじい姿も読めて◎!

デザートにはストロベリィ コーダシリーズ(3) 電子試し読み・購入

デザートにはストロベリィ コーダシリーズ(3) マリー・セクストン 電子版

紙の本
あらすじ
ジョナサンとコールの最初のデートは惨憺たるものだった。忙しすぎる営業マン・ジョナサンの携帯はずっと鳴りっぱなしで、お互いの話もろくにできずに終わってしまう。なのにコールはジョナサンに興味をそそられ、二度目のチャンスが与えられる。デートを重ねるなかで、ジョナサンは複雑で秘密めいたコールの魅力にひかれてゆく――。ゆっくり恋がひらいてゆく、人気のコーダシリーズ、第3弾!!

デザートにはストロベリィの感想

お料理&ワイン好きに!
1作目に登場する、気になりすぎるジャレドの友だちコールと、2作目に登場するザックの元カレ・ジョナサンのお話。
3作目も別CPで同じ言葉を話していると思えないくらい、噛み合っていません。
なんでジャレドがベガスに行った時に、ザックの友だち(友だちではなくホントは元カレジョナサン)偶然会うのかが、腑に落ちずもやっとしましたが、とにかくそれがきっかけで、コールとジョナサンはデートするところから始まります。
モーレツサラリーマン的に働きすぎのジョナサンと茶化して名前を呼ばない大金持ちのコールですが、なかなかどうしてうまくはいきません。
見えない壁をつくったり距離をとったり、そういった描写がうまかった気がします。
個人的に、2作目、3作目はあまりツボらなかったです。1作目が最高すぎました。とはいえ充分楽しめますので、ぜひお読みください。
英語版は7巻まで出版されているので、続きの翻訳版でないかな~、という今日この頃です。

「デザートにはストロベリィ」のネタバレ感想

・コールが、ジャレドにメールをしていて、二人の関係性が変わっていくのがわかるのですが、電子版のせいかもしれませんけど、本文のどこまでがメールで、どこからが本文かがわからなくなったところがありました。意図的ならばそのままでいいですが、意図的でないならもう少し明示的に分けたほうがいいです。
・ジョナサンに関しては外見的な描写が多くないので、あんまりどういう人がイメージがしにくかったし、表紙はいいのですが途中のイラストが内容とあまりフィットしない感じがあり少し残念でした。今後に期待したいです。
・コールがなんでコールになったか、コールがジョナサンをそこまで好きになったかがが若干わかりにくい気がしますが、ジョナサン父と母のレシピのお話はとても心が温まるよいお話でした。
最後にドカンときます。もしかして続くのかな?

コーダシリーズの英語版

コーダシリーズですが、英語版ではどこまで出版されているのか、調べたところ、7巻まで出版されていました。(2024年2月時点) 英語ができる方は、Kindle Unlimited対象になっていたのでぜひ、チャレンジしてみては?