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赤のテアトル

赤のテアトル 緒川千世

BLマンガ作品DATA

著者
緒川千世先生
出版
祥伝社 onBlue
発行
2017年4月
おすすめ
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パリのファッション界で、
一躍名を馳せた女性靴ブランド・アバルキン。
その急成長の裏には、秘密があった。

それは淫らな肢体とむせ返るような色香で業界人を惑わす、
美しき青年社長・ユーリの枕営業…。

そんな娼婦まがいのことを夜ごと繰り返すのも、 すべては愛しい側近のゴーストデザイナー・アダムの夢を叶えるため。
彼を繋ぎとめられるなら、たとえ利用されていても構わないと
気丈に身体を差し出すユーリだったが―――。

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「赤のテアトル」の感想

シューズデザイナーとミューズのお話。この表紙の女性のように美しい男性「ユーリ」が主役です。赤のハイヒール(正確にはピンヒールですが)がセクシー。スーツ、ヒール、長髪、とセクシー要素満載のエロティックなBL。刺激的なお話を読みたい時に、特におすすめです。
シューズデザイナーとミューズのお話。
ハイヒールを履く美しい男性ユーリ。
ブランド維持のためにユーリは男娼のようなことをしている。
アバルキンのシューズを履いて男娼するユーリがきれいでセクシーで、悲しい。限界が近くなったユーリの代わりを探す経営陣。
ゴーストデザイナーのアダムがほかのものになるのは絶対に許さない、とアダムに一服盛ってついに関係をもつ。
アダムはユーリに手は出さなかった(好きすぎて)けど、抑えが利かなくなった後の激しさがエロい。
ハードな内容とやさしい終わり。
おじさん同士のおまけ話もあります。全体的に退廃的で陰鬱な雰囲気の作品です。陰鬱なんだけれども、最後にちゃんと救いがあるので、読めます。こんな感じがするあまり多くないと思われます。救いはやっぱり必要だと思います、私は。

BL作品をいろいろ読んでみた後になって、この作品の印象というかインパクトが、やはり特別な感じなんだなーとわかります。
好き嫌いは別れたりすると思いますけど、緒川千世先生はやっぱりすごいな、と感じる作品です。
テアトルは「劇場」の意味。
刺激的なお話を読みたい時に、特におすすめです。