蟷螂の檻の感想・レビューと、試し読み、電子書籍、ネタバレ、おすすめ関連作品などの紹介です。
もくじ
BLマンガ作品DATA
- 著者
- 彩景でりこ先生
- 出版社
- 祥伝社onBlue comics 蟷螂の檻
- 発行
- (1)・(2)2016年12月
(3)2017年11月
(4)2019年7月
(5)2022年3月 - おすすめ
- 推奨
- 紙の本・電子
- あらすじ
紹介PR - 昭和の華・當間一族…地方名家・當間家の跡取りとして厳しく育てられてきた育郎は、座敷牢に匿われる妾腹の兄・蘭蔵に父の関心のすべてを奪われていた。辛くとも気丈にふるまう育郎だったが、そのそばには、常に一人の男がいた。典彦。育郎が幼い頃から仕える年上の使用人である。典彦は、孤独な育郎を蛇のように愛でた。深い口づけを教え、性処理とうそぶきながら股を開かせ、その長い指で尻を抉った。そうして育郎に快楽の種を植え付け体をいやらしく変えていった。そして数年後、事態は一変する。當間家当主が死に、育郎が次代を継ぐ時が来て― 孤独な御曹司に植え付けられた快楽の行く先は…。
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このBLマンガを読んだ感想
また怖いもの見たさで手を出してしまいました。暑くなってきたので、こういうちょっと狂った系のものを読みたくなるのはなぜでしょうか。ゾっとして涼しくなりたいからでしょうか。タイトルからして、誰かを閉じ込める、監禁もしくは軟禁の話か、少なくとも楽しいお話でないことは想像がつきます。地雷の人や弱っている時は避け元気な時に読みましょう。
監禁話は、BL以外も結構あって昔からドラマとかみて震え上がってました。みてるとこっちまで息苦しいのですけど、見たい、読みたい、んだよな。性(さが)ですね。横溝正史的なBL?みたいに穿って読み始めたのにも関わらず、4巻まで、ハラハラ、怖い怖いを連発しながら、すっかり夢中で読んだ作品でした。
5巻がやっと出たので、これで終わりかと思うと読む踏ん切りがなかなかつかず、発売から1週間経ちやっと読んだのですが、なんというか、ホッとしてます。
どう?怖いでしょ?と彩景でりこ先生にいたぶられているようです。
現在絶賛連載中の作品で、続きはかなり気になってしまいますよ。ぜひお読みください。
人間の深い闇を深淵を除き見るような感覚の、素晴らしいBL作品です。
ネタバレ感想
ネタバレ感想はありません。 闇BLとか、拗らせBLとか言ってしまえばやけに軽いけど、読後は深い闇に包まれるかと思いきや、なんかふわふわしていい気分です。(私だけかもしれないですけど) さち子さんの強さが際立ったのもとても印象的でした。「わたしの坊っちゃんがかわいすぎる」を読後にお読みになることを、強くおすすめします!
「蟷螂の檻」こぼれネタ
最初に気づいて、彩景でりこ先生に質問した方、えらい!!!
実はそうなんです。多分タイトル決めたときに入れようと思って名前をつけた気がします
— 彩景でりこ (@_dlc_psyche) December 6, 2020
気づいてくださってうれしい#マシュマロを投げ合おうhttps://t.co/G7t6Ntqzxw pic.twitter.com/rhF1YeWHxj
いまさらなんですが「蟷螂」の意味
蟷螂は、「カマキリ」のことだそうです。漢字で書いた場合ですね。
そういえば、1巻の最初のほうにカマキリ出てきましたね。(知らなかったんかい)
関連してそうな「蟷螂の斧」という故事成語もありました。
「蟷螂の斧」‐コトバンク