カササギの魔法シリーズ(1)カササギの王(2)捕らわれの心(3)カササギの飛翔 KJ・チャールズの感想・レビューと、試し読み、電子書籍、ネタバレ、おすすめ関連作品などの紹介です。
BL小説作品DATA
- 著者
- KJ・チャールズ
- 挿画
- yoco
- 翻訳
- 鴬谷祐実
- 出版社
- モノクロームロマンス文庫 新書館
- 発行
- (1)2022/12/9(2)2023/1/10(3)2023/2/10
- おすすめ
- 推奨媒体
- 紙の本・電子版
カササギの魔法シリーズ KJ・チャールズ 電子試し読み・購入
- あらすじ
- 父と兄の原因不明の死のせいで伯爵位を継承するため、戻りたくもなかった故郷のイギリスへ帰ってきたクレーンは、強烈な自殺願望に襲われる。追いつめられた彼は超常的な力に救いを求め、能力者(プラクティショナー)のスティーブン・デイを頼るが、デイにはクレーンの家族を憎む十分な理由があった。彼の家族は暴君であったクレーンの父親によって破滅させられていたのだ――。KJ・チャールズ、待望の新シリーズ開幕! 短篇「刺青(タトゥー)に纏(まつ)わる間奏曲」も収録。【全226ページ】
- あらすじ
- 思いがけず貴族の地位を相続し、望みさえすれば英国最上階級の仲間入りをすることも可能となったクレーンだが、神出鬼没で審犯者として多忙を極める恋人・スティーヴンとの時間はつくれず、想いを募らせていた。そんなある日、そのスティーヴンからクレーンあてに助けを求めるメモが届く。ロンドンの貧困街で巨大な化けネズミがらみの殺人事件が起き、スティーヴンの属する審犯者チームがその調査に乗り出していたのだ――。カササギの魔法シリーズ、第二弾!! 短篇「酒を巡る事件」も収録。【全224ページ】
- あらすじ
- 審犯者としてのスティーヴンはますます忙しくなり、クレーンの不満は募る。そんある晩、部屋に何者かが侵入し、カササギの王の指輪が奪われた。クレーンはその犯人に見覚えがあった――。その一方で姿の見えない犯人による殺人事件が発生していた――。短篇「スティーヴンの祝祭」「五つは天国のため」も収録した、人気シリーズ最終巻!!【全263ページ】
カササギの魔法シリーズ全3巻のおすすめポイント
- カササギにまつわる事件解決やファンタジー展開が素晴らしくおもしろい。
- 不憫なスティーヴンがかわいい、伯爵っぽいけど中身は違うクレーンのニヤニヤ笑いがたまらない!
- 体格差BLがお好きな方には絶対おすすめ。
- 登場人物がたくさん出てきて若干混乱するが、楽しい。
- 魔法的な特殊能力、ファンタジー、シャーロックホームズやハリーポッターが好きな人にもおすすめ。
- あっちのギャップ萌え必須、必読。
カササギの魔法シリーズ全3巻の感想
映像化してほしいぐらい事件とファンタジーが楽しいM/M小説。最初、魔法のような能力者(プラクティショナー)というものがどんなものか若干とっつきにくいのですが、しばらく読むとわかってくるので気にせず読むことをおすすめします。
1巻もおもしろいですが、設定に慣れてきてからの2巻、3巻とどんどんおもしろくなりますし、スティーヴンとクレーンの関係性が深まっていくのが最高に、おつでした。
海外の小説で体格差BLは初めてでした、なんと152cmという日本人にしても小さいスティーヴンなんです。
個人的には特にクレーンの性格が好きでした。スティーヴンへの苛立ちというか、胸のムカつきあたりがとても共感できました。
yoco先生の具現化されたキャラはぴったりで素晴らしい出来だと思います。
全3巻発売スパンが短めで、のコンスタントに発売されると待たされ感がなくていいですね。
翻訳されているほかのKJ・チャールズ作品読みたくなりました。