とめどなく、シュガー上下巻 児島かつら 先生の感想・レビューと、試し読み、電子書籍、ネタバレ、おすすめ関連作品などの紹介です。
もくじ
BLマンガ作品DATA
- 著者
- 児島かつら 先生
- 出版社
- Qpa 竹書房
- 発行
- 2022/8/26
- おすすめ
- 推奨媒体
- 紙の本・電子版
- あらすじ
紹介PR - 就活の内定報告になじみの店へ顔を出した帰り道男同士の痴話喧嘩に遭遇した敬太。
スルーしようと思いつつも助けに入ると、絡まれていたのは苦手な大学の同級生・理一だった。
強気な言葉に反し震える様子に自宅に連れ帰ることに。
お互いの悩みや失恋話、ゲイであることをぶちまけ合う中’励まし合い’として〇〇〇〇をする敬太と理一。
帰り際、次に会うのは卒業式かと話すついでのように理一から好きだったことを伝えられる。
理一のことが頭から離れないまま、大学最後の日を迎え、敬太から逃げるように立ち去ろうとする理一を捕まえるが告げられたのは改めての告白と決別の言葉で――?
過去の恋を引きずる同級生×クローゼットゲイ
’励まし合い’(一夜の〇〇〇〇)から動き出す一途な恋
上下巻で同時発売!
★単行本カバー下画像収録★
【電子限定で描き下ろしの漫画2ページが収録されています。】
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とめどなく、シュガー上下巻おすすめポイント
- ストーリー重視の感動作を読みたい方に
- 上下巻で充実感のあるBLを読みたい方に
- 恋愛で悩んでいる全腐人類に
とめどなく、シュガー上下巻の感想
寝る前に読みだしたら、やめられなくなって、寝不足ですが、良作すぎて幸せいっぱい、心が豊かになりました。めちゃめちゃいいです。大学生から社会人、20代のお話なので、それに近い年齢の方がいいかと思いきや、とっくに過ぎている人にも刺さると思います。内容は結構大人になってから感じる恋愛の機微が多く描かれており、現在の恋愛や過去の恋愛と重なって共感できる部分やセリフが数多くありました。あー、これ言われたわ、的な苦い思い出も思い出しましたが、それ以外も思い出しました。読めば読者の多くが共感できる名シーンや名セリフが盛りだくさんのBLです。そして「シュガー」なのです、シュガー。甘い。
二人の関係性の変化や気持ちの天秤の揺れ動きが、繊細にわかりやすく描写されていて、秀逸です。
ファイブコーナーズコーヒーのスピンオフ作とのことなので、こちらを先に読むのが筋ですが、意味はわかります。スピン元を読んで感じたのは、この2作の間で、児島先生のマンガ技術が各段に上がっていて、素晴らしい、ということです。
できることなら読む順番は↓これ、で無理なら「とめどなく、シュガー」だけでも読んで欲しいです。
1番目「ファイブコーナーズコーヒー」
2番目「とめどなく、シュガー」上下
そして、うれしいことにえちが多く…。読んでくださいませ!
ひとつだけ注意点、上巻のカバー裏にまさかのラストのネタバレ記載がありますので「ネタバレ、それ絶対ダメ」という人は読まないで下巻に進みましょう。電子版は特に注意です。
「とめどなく、シュガー」のネタバレ感想
ストーリーの構成がうまいです。ストーリー重視だとあっちが少ないことが多いですが、えちがかなり多い点も特筆すべき点です。若くして大切な人を亡くした経験がある人は、今ココで踏ん張らなければこの人を失う、というタイミングをそうでない人より素早く動けるものです。この物語のテーマではないかもしれないけれども、そこの部分が的確に描かれています。
シーモアさんの修正は白抜きです。えちシーンが多いため、気になる方は、Opa竹書房なのでRenta!か、紙の本での購入がおすすめです。