BLマンガ作品DATA
- 著者
- 雲田はるこ 先生
- 出版社
- on BLUE comics 祥伝社
- 発行
- (1)2012年8月
(2)2018年10月 - おすすめ
- 推奨媒体
- 紙の本・電子版
- あらすじ
紹介PR - かつては美少年、その後はポルノスター! ゲイビデオに売られるため、仕込みヤクザ・サクマと同居し同性とのセックスを覚えさせられた桧山苦味(くみ)。やがてポルノスターとなった彼は、サクマをヤクザ生活から抜け出させたいと思うようになるが…? 後日談「Lucky boy」は単行本描き下ろし。大人のままならない十数年間を描いた、連作ラブストーリー!
新宿ラッキーホール 雲田はるこ 電子試し読み・購入
「新宿ラッキーホール」1-2巻の感想
「かつては美少年、その後はポルノスター!」(あらすじより)というのがいいです。 表紙を見て、きゃー!なんてやらしい、と思いましたが、同時に魅かれすぎて目が離せなくなったのを覚えています。いまだにいつみてもえちくてかわいい後ろ姿。パンツの柄も腰のクビれも腕のポーズも、振り向き加減も、すべてが最高です。
表紙が「買いづらい」と評判だったそうですが、BLを対面本屋で買うのってMの人にとっては結構楽しいですよね。
会計が女子だったらまだいいけど、若い男子だとドキドキします?
最近は、自虐的にあえて男子がいるレジ、狙ってます!
それはさておき、
元スター「苦味」と元893「サクマ」のお話。1冊目が2012年で、2冊目が2018年と6年もの間が空いてしまっていますけれど、この間「いとしの猫っ毛」や「昭和元禄落語心中」を連載されている事情だと思われます。私が読んだのは2020年1月頃なので、2冊出ているタイミングでよかったです。一応2巻で完結ですが、まだまだいろんなお話が読みたいなーと思う魅力的な2人でした。
元スター「苦味」と元893「サクマ」のお話。新宿、ゲイビ、と単語だけだと濃いー感じがしますが、やさしさに満ちたストーリーになっているのは、雲田はるこ先生だからですね。
一話一話の展開が、ちょっとドキっとして、スムーズにお話が進んでいきます。個人的に以前に知っていた新宿のゲイおじさんは、こんなにセクシーでもカッコよくもないので、日常っぽい話もやっぱりマンガはファンタジーだなと感じさせらました。
表情もいろいろな思いが入った表情が読み取れるので、読む度、自分のその日の気分もあったり、いろいろ変わります。
個人個人でいろんな解釈ができる部分が、特に優れていると思います。映画でも絵画でも優れた作品は見たあと、あれはどうなってる?どういう解釈するみたいなことを考えてしまう。あのシーンのあの意味はなんだ的なことを。
逆にそういった妄想というか思考の広がりを持てない人にとっては、この作品の余白を読み取れなかったり、絵の繊細さが見えていないので、単細胞な感想にとどまるのではないかと思われます。
表情もいろいろな思いが入った表情が読み取れるので、読むたびに、自分のその日の気分もあったり、いろいろ変わります。
登場人物の「サクマ」がかっこいいし、嫉妬しない苦味にちょっとは妬けよーというのがかわいい。 「苦味」もかわいくて意外と男前で、バスローブが似合う姿やカーディガン、パーカー姿がいい。
しばらく経つとまた読みたくなる、そんな作品でした。
昭和っぽい雰囲気を残しつつ、新しくもないけど古くもない、どこかなつかしい画風も、心がなんだが落ち着きます。
この作品でBL覚醒したわけですが、「新宿ラッキーホール」に出会うことができて本当にラッキーです。(^-^;
サクマ大好き!
雲田はるこ先生、本当にこの作品に出会えて、幸せいっぱいです!昭和元禄落語心中も大好きです。これからもついて行きます。
一話一話の展開が、ちょっとドキっとして、スムーズにお話が進んでいきます。個人的に以前に知っていた新宿のゲイおじさんは、こんなにセクシーでもカッコよくもないので、日常っぽい話もやっぱりマンガはファンタジーだなと感じさせらました。
すべてを語りすぎない余白
雲田はるこ先生の作品は、余白というか、余韻というか、読んだあとあーだこーだ考えてしまうネタがあってたのしいです。表情もいろいろな思いが入った表情が読み取れるので、読む度、自分のその日の気分もあったり、いろいろ変わります。
個人個人でいろんな解釈ができる部分が、特に優れていると思います。映画でも絵画でも優れた作品は見たあと、あれはどうなってる?どういう解釈するみたいなことを考えてしまう。あのシーンのあの意味はなんだ的なことを。
逆にそういった妄想というか思考の広がりを持てない人にとっては、この作品の余白を読み取れなかったり、絵の繊細さが見えていないので、単細胞な感想にとどまるのではないかと思われます。
表情もいろいろな思いが入った表情が読み取れるので、読むたびに、自分のその日の気分もあったり、いろいろ変わります。
絵のエロ度が高い
体でいうと、尻や腰の角度、曲がり方、腕の上げ方、肉付き、など上げるときりがないですけど、セクシーに感じる「見え方」に最適化されています。(鈍感な人は気づかないかもしれません、わかりやすく書かれているわけではないので)表情もドSからの受けになったり(萌える、たまらん)。成熟した大人のエロさと落ち着きやら余裕やら、そしてそれがかわいくなるカタストロフィーが、最高にいい。たまらないのです。一枚岩ではない複雑な感情が入り混じった表情。深く心に残ります。サクマと苦味の関係性
よくBLでは一方がほぼ実質「嫁」みたいになっている場合もありますが、この二人はどちらも自立していて、共存もしていて、自由で、干渉はしないけど、愛があって、そのバランス感覚が深い信頼の上にあるところが、いい。そういった部分まで、たった数話のマンガ読んだというだけで、感じられることが実にマンガってすごい。雲田先生ってすごいって本当に思います。リバが苦手、という人にも受け入れられるのはそういう点ではないでしょうか。登場人物の「サクマ」がかっこいいし、嫉妬しない苦味にちょっとは妬けよーというのがかわいい。 「苦味」もかわいくて意外と男前で、バスローブが似合う姿やカーディガン、パーカー姿がいい。
しばらく経つとまた読みたくなる、そんな作品でした。
昭和っぽい雰囲気を残しつつ、新しくもないけど古くもない、どこかなつかしい画風も、心がなんだが落ち着きます。
この作品でBL覚醒したわけですが、「新宿ラッキーホール」に出会うことができて本当にラッキーです。(^-^;
サクマ大好き!
雲田はるこ先生、本当にこの作品に出会えて、幸せいっぱいです!昭和元禄落語心中も大好きです。これからもついて行きます。