TVアニメ化・実写化作品
もくじ
BLマンガ作品DATA「さんかく窓の外側は夜」
- 著者
- ヤマシタトモコ先生
- 出版社
- クロフネコミックス・リブレ 特設ページ
- 発行
- (1)2014年2月 (2)2015年2月 (3)2016年3月
(4)2016年12月(5)2017年8月(6)2018年7月
(7)2019年4月(8)2020年2月(9)2020年9月
(10)2021年3月10日 発売!
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- 電子版
- あらすじ
紹介PR - 書店員の三角は、昔から不気味なモノを視てしまう体質で、除霊師の冷川にその才能を見い出され、無理やりコンビを組まされてしまう。 冷川はすご腕ではあるが、情緒や生活能力に欠けており、お茶出しや「空気読み」など三角の出番は多い。 そんな中、ある殺人事件に遭遇し…。 日常に潜む恐ろしくかつ不思議な現象を見つけてはズバリ解決、凸凹コンビの霊感エンタメ!
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「さんかく窓の外側は夜」の感想
BLマンガにはあまりないネタ・オカルト。いわゆる心霊ものですが、マンガ界ではオカルトモノはモブサイコなど一定数あるので、お定まりかと思いきや、うれしい方向に違いました。BL分類にはなっていますが、内容的に一般作相当で、腐人以外にもおすすめして全然オッケーのマンガです!ヤマシタ先生作品はあまり読んでいませんでしたが、これはストーリー展開が本当にうまくてヤバい、です。2面性の描き方が、絶妙で最高です。2巻から特におもしろくなって、やめられません。以降、ヤマシタ作品をいろいろ読みました。
オカルト・ホラーにある「ハッ」と怖い、おっかなびっくりしてしまうシーンも多数あるので、そんなに怖くないですが、怖がりの人は若干注意が必要です。最近ドラマなどでよくある、毎回の一話完結で終わる話とそれ以外に長期スパンの難事件が平行して進むというストーリー展開です。
映画の「シックスセンス」、海外ドラマ「アリソン・デュボワ」的な部分も感じました。映画化されてどうなるでしょうか。
最終完結巻が出たばかりなので、イッキ読みするのにおすすめです!
エロも今のところほぼないので、絶対おまえBLハマるよってこっちは思っているのに本人はBL苦手っていう友人に、しれっと貸せます(どんな設定だよ)。
それでは、このあとは、ネタバレ感想です。
「さんかく窓の外側は夜 」ネタバレ感想
ヤマシタトモコ先生のマンガは、話の展開はうまいとは思いつつ、どうもいまひとつソリが合わず、それほど好きにはなれませんでしたが、この「さんかく窓~」はおもしろいですし、結構好きです!最初、アリソン・デュボワ的・ナイトシャラマン的に近いような感じがしましたが、感じは近いところがあるけれども、BL的なものを霊感というか、ふわっとした目に見えないものにだぶらせている設定がうまい、よく考えてあるなと思いました。
「さんかく窓の外側は夜」1巻
書店員の三角(みかど)は霊がよく見える。店にきた除霊師の冷川さんにスカウトされて、助手的なことを始める。冷川は霊がよく見えないが聞こえるので、三角を通すとよく見え、三角のカラダをとおして霊を掴んで投げたりする方式で除霊する。
その時魂を触れられるので、かなり気持ちがいい、らしい。(設定としてはよさげだが、実際問題魂を触れられたことがないので、この感覚が共感できないのがちょっと残念) 刑事の半澤から依頼された、バラバラ死体の一人分の遺体がない遺体の探索で、意外と簡単に、見つけられる。
被害者がみな「非浦英莉花(ひうらえりか)」に騙されたといっていることがわかる。
ストーカーまがい、ホテル、占い師、などの事件を解決。
女子高生の依頼で、女子高に行く。
呪いの道具である穴、とそこでなんと本物の「非浦英莉花」に会う。女子高生。
三角は冷川に初めて会った時と同じ感じ「強くて」「魅力的」だという。
「さんかく窓の外側は夜」2巻
ぐっとおもしろくなってきました!三角はどこか、冷川と非浦英莉花を同じ人種とみている。
冷川と契約書をきちんとかわす三角。それがどうやら仕事だけの契約書ではない。(知らないうちに腰に▼印のマーキングがされている)
意識空間の中での冷川の印象深いセリフが出てきます。
事件の相談に乗りながらも、三角が迎を手伝ったことに嫉妬した冷川。「隔離」なら私もできると、やって見せる。君は私がみつけたんだから
-2巻7話より
私のものですよ
有効な三角の使い方は、自分から冷川のものになるといってくれて、冷川以外の他のものを入れないことらしい。 三角は気を失う。事務所で気がつくと、冷川がそばにいて、かっとなったことを謝る。
こっ、これは、BL的には愛の告白ですよね?天然系ツンデレかいー。BL外的には必要としているアピールですね。・・・愛想を尽かさないていてくれると嬉しい
-2巻10話より
きみがいて くれないと困る
迎に嫉妬して、気絶させて、必要だという。完全にコントロールしようとしてますね。 BL的な口説き落そうとしている面と、除霊の道具としてうまく使えるようにしたい2面性の描き方がうまい。
だいたいどこにいるかわかるor近くにいるとわかる能力があるらしく、冷川、三角、非浦英莉花は会う。
縛っているのに、彼氏じゃないとか、どうかと思うなとエリカに言われる冷川。
エリカは今やらされている「呪い屋さん」をやめたいので、と「同業者」に相談したのであった…。
2巻は、冷川ドS、三角ドM的になってきました!
どうやら、日本語がちょっとおかしい冷川には、まだまだいろいろ裏があるようです。良い人なのか、悪い人なのか?
英莉花も「呪い屋」の仕事は本人の意思ではなく、誰かに指示されてやらされていることが判明。
自分は「死霊遣い(ネクロマンサー)」。
3巻以降最終巻まで目の離せない展開です!ぜひお読みください。