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いとしい、ということ

いとしいということ 高崎ぼすこ先生


いとしい、ということ 感想・レビューと、試し読み、電子書籍、ネタバレ、おすすめ関連作品などの紹介です。

BLマンガ作品DATA

著者
高崎ぼすこ先生
出版社
竹書房 Qpa
発行
2013年 1月
おすすめ
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高崎ぼすこ先生デビューコミックです。「いとしい、ということ」のほか、読切3話収録です。

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いとしい、ということ

いとしい、ということ 高崎ぼすこ 電子版

紙の本

「いとしい、ということ」の感想

高崎ぼすこ先生のデビュー作「いとしい、ということ」で初コミックスなので、読んでみました。
「たどるゆび」からぼすこ先生を知ったので、今と比較すると初期のころはキャラの顔が大人っぽいですね。今のほうが若者向けかな?でもはじめから絵がうまいし、色気がありますね。ここからさらに工夫されて今があるんだな~と、なんだか感慨深く読んでしまいました。高崎ぼすこ先生のこのあとの伸び幅がスゴイっす。デビュー作なのでファン必読です。

「いとしい、ということ」のネタバレ感想

episode 01.

職場の上司嘉山のことが気になっている斉木。
仕事中に熱が出て翌日休んでしまい、嘉山がお見舞いにきてくれた。
斉木はこのチャンスを逃さずに、嘉山に迫る。

斉木の言い寄り加減が結構急なのだが、理詰めで以外とリアルで、許容されてしまうあたりが絶妙な描き方だと思います。
このながれ違和感なく書けるのは、ぼすこ先生だから。
っていうか、マヨネーズですか!!!

episode 02.

気まずい嘉山は斉木をお昼に誘う。行った先のカフェ店員の橘(以前から嘉山を狙っているらしい)の様子をみて、斉木は妬く。
会社帰りに嘉山は店の前で橘に会い、一杯ごちそうするからと誘いに乗ると、キスされてしまい、口説かれているところへ斉木が駆け付けて殴る。 怒った斉木は、橘が見ている前でことをする。勝手にしろと橘は立ち去って…。

一回だけ関係してから気まずいところに当て馬が来て進展する、王道ですが楽しいですね。

episode 03.

斉木の通らない企画、「C」ランクを「A」ランクにするため指導する嘉山。無事企画書が通って、親密になります。
お幸せに。さらっとエロが入っております。
最後の公園のベンチで隠しチューするのがいいです。
このお話、スーツ姿やシャツネクタイ姿が自然ですが色っぽく書いてあるところが、技ありです。今後の作品に生かされますよ。

読切3本収録!

「夏のコントレイル」・・・書店員の子と出会い、いい仲になるお話。
「ウィークエンドの憂鬱」・・・「夏のコントレイル」の続き。
「暴君に刻まれた劣情」・・・タイトルがスゴイですが、戦時中?的な制服ブーツと和服の組み合わせのめずらしい作品です。読後感は軽めです。

デビュー作ってやっぱり作家のエッセンスみたいなものが入っていて、ココからどうやって表現を伸ばしたり展開したり、深くできるかはやっぱり作家自身の努力なんだなーとつくづく思いました。あーこのシーンをもっとよくするとああなる、とかいろいろそういったことがわかったような気がします。

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